5月の文庫新刊チェック
来月刊行予定の文庫から気になるものを抜き出してみた。出版社の順番は五十音順。
岩波文庫
「三島由紀夫スポーツ論集」がちょっと気になる。井筒俊彦が立て続けに文庫化されているのはうれしいけど、いつ読めることやら。
角川文庫
涼宮ハルヒシリーズの移籍も一段落。新作が出る日は来るのだろうか。
角川ソフィア文庫
宇野弘蔵・大島清ほかの「経済学」(上・下)。気になるけど読むことはないだろうな。
河出文庫
「日本の偽書」は文春新書で刊行されていたのを文庫化したものかな。吉田秀和「グレン・グールド」は要チェック。
講談社学術文庫
ベルクソン「物質と記憶」の新訳がまた出る。これが決定版になるか?
集英社文庫
おー、「世界の辺境とハードボイルド室町時代」!久しぶりに集英社文庫で要チェック。
小学館文庫
佐藤優・片山杜秀の「平成史」がもう文庫に。時期的にはタイムリーだけど、まだ単行本刊行から1年くらいしか経っていないのでは。内容はすこぶる面白いけど。
中公文庫
今月の目玉はここ。手塚富雄訳の「ファウスト」待望の復刊!個人的に「ファウスト」の翻訳ではこの手塚訳が一番お勧めできる。池内訳は分かりやすくしようとしすぎていて、なんだか物足りないので。
文春文庫